13回忌
母の13回忌法要のため帰省した。読経のあと住職が「先祖」と「私」について話しをしてくれた。住職の寺は800年の歴史があり、永く集落の菩提寺となっている。話しの前に住職から先祖代々の位牌に手を合わせるときに何代前のご先祖さまを意識してますか、そのような問いがあった。祖父祖母の両親つまり3代前、あるいは4代前くらい意識しているかなと思った。住職は4代前であれば30人の「先祖」の生によって「私」が存在していて、それは誰しも共通することだと、言い方は忘れたが、そのようなことを説いた。帰りの飛行機で、他人は他人であって自分とは違うけれども、共通する客観的事実があるんだな、なんて考えていた。他人のことを受け入れてもそんなに悪いことは起きないかも知れない。